これまで、個別でのかかわりから、500人以上の経営者・個人起業家・リーダーの方々の強みの明確化をしてきました。

その中で感じるのは、多くの方が自分の強みを認識していないということです。

出版をしていくためには、自分の強みを活かしていくことが必要です。

というのも、出版は自分のコンテンツと同時に自分自身の存在が価値になってきます。出版企画検討の際に自分の強みを自覚しておかないと、何をどう打ち出していくのかを他人任せにすることになります。求められるからといって自分の得意じゃないところを打ち出すと、後が大変なことになります。

以前、130万部を超えるベストセラーになった”もしドラ”が売れたので、名前を知っている方も多いと思いますが、「経営の神様」と言われるピーター・ドラッカーも強みについてこんな記述を残しています。

「強みの上に築け」

「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない。」

「誰でも自らの強みについてはよく分かっている。だが、たいていは間違っている。わかっているのはせいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。」

「強み」を活かす必要性は理解していただいたかと思いますが、「強み」を自覚できるようにしていく前に、そもそも「強み」とはどういうものなのか?を理解しないと、間違う可能性があります。

そのため、今回はそもそも「強み」とは何なのか?、どういうものを「強み」と呼ぶのか?をお伝えしていきたいと思います。

「強み」とは、相対価値である

あなたの「強み」は何ですか?と聞かれて、多くの方はこんなことを「強み」として挙げます。

・ 英語を話すことができる
・ プロジェクト管理が得意
・ ITスキルが高く、最新のプログラミングができる
・ 相手とすぐに打ち解けて信頼関係が気づける
・ 誰とでも仲良く、友達になることができる
・ マラソンで3時間を切った走りをすることができる

などなど、挙げ出したらキリがないが、こういったことを自分の「強み」であるととらえている人が多い。
挙げた表現をよく見てもらうと分かりますが、自分自身の「主観」でとらえたプラスだと思われる「特徴」であるケースが多いですね。

人は様々な特徴があります。その様々な特徴の中でも、特にこれは得意!とか、秀でていると思うんだよなと思う特徴を「強み」として挙げているのです。

でも、その特徴だけでは「強み」と言えないのです。

なぜなら、「強み」とは、相対価値だからです。

「強み」が相対価値である理由

ここで考えてみたいのですが、例えば、「英語を話すことができる」という人が、英語圏に住むこととなると「強み」と挙げられるのだろうか?ということです。

英語圏だからコミュニケーションで使用する言語はもちろん英語。その環境で「英語を話すことができる」という特徴は「強み」として挙げられるのでしょうか?
おそらく、その環境においては、そのことを挙げること自体が頭に浮かばないぐらいになっているのではないでしょうか?

もう1つ例を挙げてみましょう。

「プロジェクト管理が得意」という人が、これまで広告業界で培ってきた案件プロジェクトを管理していくことに長けているとしよう。

ヘッドハンターがその人の「強み」に目をつけて、ITシステム会社のプロジェクトマネジャーとして声をかけるだろうか? 仮に声をかけたとしても、本人は転職を考えるだろうか?

答えはNOですよね。

ここまで読んで頂いて勘の良い方は気づいて頂いた通り、その”○○ができる”という特徴が、周りと比べて優れているのか、という相対価値が「強み」となるんですよね。

そして、「強み」を活かしていくには、本人がそこに向かいたいテーマかどうかも重要になりますね。

先の「プロジェクト管理が得意」というのが他の誰よりも優れていたとしても、広告業界で培ってきた「強み」を、ITシステム業界で活かしたいか?は疑問です。

そのため、自分が取り組みたいテーマにおいて、周りと比べて優れている特徴を「強み」として活かせると最強ですね。

「強み」と「弱み」は表裏一体

あなたも”「強み」と「弱み」は表裏一体”という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

これはどういうことかというと、まさに取り組むテーマによって、その特徴が「強み」にも「弱み」にもなる、ということです。

相手の話を「聴く」チカラが長けているあるコーチがいます。

そのコーチは、相手の話に興味・関心を持って、笑顔で、頷きながら聴くことができます。

話を聴きだすと、自然に相手も心の壁が下がっていき、とても話しやすく感じ、今まで話したことがないほどの話をしだし、いつの間にか相談をし始めるほど、その「聴く」チカラに引き出されていきます。

そのコーチと話しをしだすと、誰もがこれまで感じたことがないほど、自然に話ができるので、また話を聴いてもらい、思考と感情を整理してもらいたいと思い、コーチングを依頼する人が続出しています。

もう「聴く」ということについては天下一品で、コーチング業界で話を聴く専門家でもあるコーチ仲間からも、尊敬を集めるぐらいの「聴く」チカラを持ちながら、1つの「強み」と言えるほどに磨かれているとします。

このコーチにとって、コーチングという仕事のテーマにおいて「聴く」チカラというのが「強み」になり、ビジネスにおける武器にもなっています。

この「強み」を別の視点で見てみましょう。すると、今までと違う理解ができるようになります。

それほどの「聴く」チカラが長けているという特徴を持っているということは、おそらく、これまでの人生で「聴く」場面が多く、圧倒的に場数を踏んでいるはずです。

そのため、「聴く」というチカラを意識的にも、無意識的にも磨いてきているのです。

では、一方で「伝える」チカラはどうでしょうか?

これまでの人生で「聴く」場面が多いということは、「伝える」という場面は少ないのです。

そのため、相手にとって魅力的に伝えるチカラは弱く、セミナーやプレゼンテーション、講演、研修など、人前で話をするということには、苦手意識を持って過ごしてきています。

このコーチは、セミナー講師として「強み」を発揮できるかというとあまり場面はなさそうです。

この話にある通り、取り組むテーマによって、その特徴が「強み」にも「弱み」にもなる、ということです。

「強み」を自覚するには自分を見つめることが大事

「強み」を自覚するには、自分の特徴を理解しておくことが大事です。

多くの方が普段、自分の特徴を意識しながら生きていないので、気づきにくいのですが、意識的に自分でこれまでの人生で培ってきた特徴を言葉として言語化していくことです。

・何が得意なのか?
・何ができるのか?
・どんな経験をしてきたのか?

など、自分の人生を棚卸ししながら、見つめていくことで、自分の特徴が見出せるようになります。

そして、自分の強みと出版企画やビジネスとを合致させていくことです。

ぜひ、ご自身のこれまでの経験に意識を向け、見つめていってください。

きっと「強み」につながる特徴が見えてくるでしょう。

それでは、また。

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