自分の強みを活かしながら、生きていく。

誰もがそう願いながらも、なかなか自分の強みに気づけていない人が多いのではないでしょうか。

これまで、個別でのかかわりから、600人以上の経営者・個人起業家・リーダーの方々の強みの明確化をしてきた経験から、今回は「なぜ、多くの人が自分の強みに気づけないのか」という理由を理解をした上で、「どうやったら強みに気づくことができるのか」をお伝えてしていきます。

ぜひ、ご自身の強みに気づくヒントにしてください。

なぜ、強みに気づけないのか?

「あなたの強みは何でしょう? 1分間で挙げられるだけ挙げてみてください」

そう言われて、1分間でご自身の強みをいくつ挙げられますか?

ほとんどの方が強みを5個以上挙げられないのではないでしょうか。

この投げかけは、僕が強み・才能に関するセミナーをすると毎回、1番最初に参加者に皆さんに投げかける言葉なんですが、ほとんどの方が強みを5個以上挙げられません。。。
参加者の1割ぐらいの方が5個を超えて、8個や10個、なんとか挙げられますが、9割の方々は5個以上挙げられません。

欠けているところに意識が向く

もともと、日本の教育制度なのか、文化的気質なのか、できてない所にどうしても目が向きがちです。できている強みや才能を更に伸ばしていくというよりかは、できていないところを見つけ、改善していく。

日本ではそういった他の人と右に倣えで違いがないようにしていくということが、”恥ずかしくない人”とされている感覚が根強いですよね。

最近は時代が少し変わってきて、強み・才能を伸ばしていこうという考えの人は増えて来ていますが、まだ僕らの子供の頃はそのような考え方すら物珍しかったのではないでしょうか。

実際、下記2つの円をパッとみてどちらが気になるでしょう?

おそらく、欠けている右側だと思います。

そう、どうしても欠けているところに目が行きがちなのです。それは、自分のことであっても、他人のことであっても。。。

元々、そういう意識でこれまで過ごしてきているからこそ、気づけていないだけなんですよね。

強みに気づける人は意識の向けどころが違うだけです。

多くの人が才能・強みを持っているにもかかわらず、そこに目が向いてないだけなんです。それは自分にとって当たり前にできてしまってるからなんですよね。自分の中ではそれが当たり前であり、自然なことなのです。だから気づきにくいんです。

これまで多くの方のコンサルティングや個別面談をさせていただく中で、お話を聞かせていただいて、「もうほんとにすごいなぁ!」と思うことを自然にやってらっしゃる方のなんて多いことか!!!

僕はすかさず聞くんです。「なぜそういったことができたんですか?」

すると大体こんな返答が返ってきます。笑 「こんなのみんなできるんじゃないんですか?」

僕:「いや、できませんよ!」「○○さんだから、できるんですよ!」

相手:「え~~~?!そうなんですか。でも、できますよ、皆。」

と、この問答が2,3度、続くのです。

強みに気づくというのは自分の中の当たり前を見つけていくこと

そして、他の人にはなかなかできないことだ、ということを理解してからも、もう1つ、強みを活かせない壁が現れます。

それは、”自分の中で当たり前過ぎて、言語化ができない”という壁です。

先日もあるサロンを経営しているセラピストの方がいらっしゃいました。

1年間で多くのサロンが開業しては潰れていく、そんな競争が激しい中でその方は毎月2,000,000円以上を売り上げて、年々右肩上がりに成長していらっしゃるのです。これは本当にすごいことです!

なぜそんなことができるのか? それはターゲット層が他のサロンと大きく異なるというところはポイントなんですが、なぜ広告も出さずにそのターゲット層の新規開拓ができ、毎月リピートをし続けているのか、という具体的にやっていることの言語化がなかなかできてないのです。

そこが言語化ができていくと、そのやり方を他のセラピストさんに伝えていくことができ、圧倒的な強みになります。また、それがそのままコンテンツになっていくんですよね。

この言語化していく作業を”暗黙知を形式知化する”と言います。

ウィキペディアでは、こうあります。

暗黙知というのは、認知の過程あるいは言葉に表せる知覚に対して、(全体的・部分的に)言葉に表せない・説明できない身体の作動を指す。

形式知というのは、主に文章・図表・数式などによって説明・表現できる知識を指す。形となって表に表れているため、誰にも認識が可能で、客観的にとらえることができる知識である。

強みに気づけない多くの人は、自分の中で特別なことをしている自覚がないので意識できておらず言葉にできていないんですよね。

だから、強みに気づくというのは、自然にやっている他人より秀でていることを自覚することです。

どうしたら自分の強みに気づけるのか?

それではどうすれば、自分の強み=自然にやっている他人より秀でていることを自覚できるのかをお伝えしていきたいと思います。

1)自分で自己客観視する視点をもつ

自分の中で当たり前に、自然にやっていることに意識を向けていくということです。

とはいえ、これまで意識を向けてきていないことに対して意識を向けていくので、なかなか慣れないかと思いますが、そのために効果的なのが振り返りです。

今日1日終えた時に、自分の中でできたこと、好感触なこと、手ごたえがあったことなど、全て洗い出してみてください。できたこと探しをするということです。そして、なぜそれができたのか?という理由も書いてみてください。
数日経った時にいくつか共通する点が見えてくるでしょう。それがあなたの強みにつながります。

2)他人からどう見えているか伝えてもらう

「ジョハリの窓」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

ウィキペディアから画像を引用させて頂きました。

自分をどのように公開ないし隠蔽するかという、コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案されたモデルのことですが、この4つの窓のうち「自分は気がついていないものの、他人からは見られている自己」を知るということです。

そのために効果的なのが、あなたのことをよく知る相手に「私の強みってなんだと思う?」ということを聞いてみることです。思いもよらない強みに気づかされるかもしれませんね。

3)診断ツールを活用する

世の中には強みを明確にしていくための診断ツールが多数あります。
いくつかご紹介しましょう。

・自分の強みを診断する!50万人の実績ある診断ツールとは? ストレングスファインダー

・ウェルスダイナミクスは、個人に「自信」、企業に「信頼」をもたらす最強のビジネスメソッドです。
http://jwda.org/

こういった診断ツールはいくつかの質問項目に回答していくだけであなたの強みを見出していくというツールですが、自分の強みの傾向を知るには効果的です。ただ、個人的には本人の実感が大事だと思っているので、診断ツールだとこの実感が伴いにくいのが難点です。

4)強みを見出す良質な問いを持つ

良質な問いは人生を変えます。問いに対しての解答は、自分の内側から自発的に出てくる解答だから、気づきをもたらします。
僕は強みの明確化に様々な切り口からの問いで、クライアントさんの強みを見出していきますが、その中でも効果的な3つの問いをご紹介します。

①気づくと「自然とやってしまうこと」「苦労しなくてもやってしまうこと」は?

②どんなことを考えている時・どんなことをしている時に「ワクワク」する?「これをやっているとエネルギーが湧く」ことは?

③あなたが「このテーマについてなら15 分以上でも話し続けられる!」と思えるテーマはどんなこと?

ぜひ、あなたの中の当たり前にやっていることを意識化に上げていってくださいね。

5)競合リサーチからあなたの打ち出しポイントを見つける

強みは、相対価値です。そのことについて書いた記事がコチラ。
「強み」を出版に活かすために知っておくべき大前提とは?

強みとはあなたの専門性を発揮する業界における相対的な価値から見出されます。そのためには、業界のリサーチが必要です。

あなたの専門領域・カテゴリにはどんな競合がいるのでしょう?

ネットで競合の人のホームページやブログを見て、キャッチコピー・打ち出し方・想定されるターゲット層・商品・価格・特典などを5件でも、10件でもリサーチしていくことです。すると、その競合の相手ができずにあなたが提供できることは何かが見えてきます。

どうしたら自分の強みに気づけるかということで、強みに気づく5つの方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

気づくことは大事ですが、更に大事なことは、自分で自覚することです。

自覚するとは、自分の中で深く腑に落とすということです。

「これ、まさに強みですよね!」といくら他人がいくら言っても、「え、いや、私なんて、、、」と受け入れないと結局、その強みとして気づいたものを横に置いてしまい、時間が経つにつれていつの間にかなかったことになり、また「私の強みってなんだろう、、、」と強み探しに走ることになります。

これだといつまで経っても強みを活かすことはできません。同じところをグルグル回っているだけで、スパイラルアップしていかないのです。

大事なことは、あなたの中で「あぁ、これが自分の強みだ」と深く腑に落とすこと。そのためには、そんな強みも持っている、と自分で自分の自己価値を認め、自己肯定感を高めることがとても大事です。

まとめ

ここまで読んでいただいて、いかがでしたでしょうか。

なぜ、9割の人は自分の強みに気づけないのか?をテーマに、強みに気づけない理由と、強みに気づく5つの方法として、下記をお伝えしました。

1)自分で自己客観視する視点をもつ
2)他人からどう見えているか伝えてもらう
3)診断ツールを活用する
4)強みを見出す良質な問いを持つ
①気づくと「自然とやってしまうこと」「苦労しなくてもやってしまうこと」は?
②どんなことを考えている時・どんなことをしている時に「ワクワク」する?「これをやっているとエネルギーが湧く」ことは?
③あなたが「このテーマについてなら15 分以上でも話し続けられる!」と思えるテーマはどんなこと?
5)競合リサーチからあなたの打ち出しポイントを見つける

そして、大事なことはあなたの中で「あぁ、これが自分の強みだ」と深く腑に落とすことです。

ぜひ、あなたの中の当たり前にやっていることを意識化に上げて、ご自身の強みを活かしていってくださいね。

ではまた。