誰しも本を出したら、多くの人に読んでもらいたい!

と思いますよね。

 

ヒット本の著者になると

それこそ、いろいろな出版社からひっぱりだこになります。

 

でも、売れっ子著者になるための方法

いろいろ誤解があるように思います。

 

今日はその話をお伝えしたいと思います。

 

 

大手の出版社から出版したら売れっ子著者になるという誤解

 

時折、

「本を出すなら、大手出版社でしょ」

「ベストセラーを狙うなら、大手だよ」

というお話を聞きます。

 

確かに、一般論として

大手の出版社は、初版部数も中小よりも多い、

配本力もあるといえます。

 

しかし、一方

大手で出すと、売れなかった場合の見切りが早い

また、売れなかった場合のリスクが高い

とも言えます。

 

本は、だいたい観察していますと

増刷しているのは、全体の10%

いい成績(実売率)を残せている本は20%のようです。

とすると、厳しい企画会議を通っても

自分の本が、「成績のよい本」になるのは、低い確率です。

 

それが、

例えば、同じ、2000部の実売の本だとしても

初版1万部の2000部実売なのか(実売率20%)

初版3000部の2000部実売なのか(実売率67%)は

だいぶ意味合いが違います。

 

なので、中小だから一概にNGということでなく

しっかり、確実な実売率をたもちながら

継続して本を出していくことが、

ヒットの本を出す秘訣ではないかと思っています。

 

私がよく知る、ベストセラー作家も

最初の本から上手くいったわけではなく

1冊1冊、地道にいい成績を残す本を出し続け

 

あるい著書で、どーんとヒットを飛ばしました。

 

逆に、それまでの本を広めるご自身の努力と

検証結果があったから、ヒットが生まれ

 

その後、安定的なヒットを飛ばす

著者になっています。

 

 

 

出版社が売ってくれないから本が売れないという誤解

 

「自分の本が売れなかったのは、出版社の営業が弱いから」

そう言ってる著者の言葉を聞くことがあります。

 

でも、これも聞きようによっては

「自分の本は売れなかった」

ということを吹聴していることになりかねません。

 

大概の出版社は

発売後の売れ行きをみて、「売れてる本」に対して

より、営業に力を注ぎます。

 

というのは、

出版社も、厳しい企画会議を通して

全ての方が売れたらいい

と思って、本を出しているわけです。

 

なので、どの本も平等のスタートですが、

悲しいかな、前の節にも書いたように

結果は、全ての本が売れるわけではない

 

となると、出版社もスタートを切るのが

ひとつのフィルターであり

そこから、売れる力を持った本を判断し

より、売り伸ばしていくわけです。

 

なので、よく

「初版は著者の力で売り切りなさい」

と、いうことをいう著者の方々がいますが。

これは、こういう意味合いからなのです。

 

 

売れっ子著者になったら、全てオファーは断らないことの危険

 

時折

処女作がいきなりヒット! という著者がいます。

とてもめでたいことです。

しかし、その後を気を付ける必要があります。

 

私が出版社に勤めていた時には

他の、どの出版社勤務の編集者もやるであろう

企画を立案する際に

その著者の過去の実績を調べます。

今まで出した本がどのくらいの成績なのかを調べるのです。

 

時折

1冊目が爆発的に売れて

その後、半年間くらい、毎月のように本をだしているが

その本のいずれも、売れていない。

そしてその後、本を出しておらず、2~3年立っている

というような人を見ます。

 

あきらかに、1冊目が売れて

多くの出版社の編集者が集まりオファーを出し

著者は、すべてにOKをして本をだした結果

このようなカタチになったのだろう。

という推測をしてしまいます。

 

最初の節でも書きましたが

いきなりヒットだと、著者自身の試行錯誤がないので

「本は出せば売れる」ということを感じてしまうケースがあるのだと思います。

 

しかし、ビジネス書ですと

著者自身の編集能力がないと続けて企画を考え続けるのは難しい。

 

編集者からいろいろオファーがきても

編集者は自分の出版社のラインナップのバランスは考えますが

著者自身のセルフプロデュースのコントロールはしません。

 

著者のプロデューるができるのは

著者自身でしかないのです。

 

私は、ヒットの後のオファーでなくても

そもそも、オファーがきての出版は、

慎重にするべきだと思っています。

 

 

まとめ

 

著者になるために

著者自身が、出版業愛のことを知っておくと

出版社や編集者といいディスカッションができると思います。

ぜひ、積極的に情報を取り入れてみてください!